青森市議会 2011-12-22 平成23年第4回定例会(第8号) 本文 2011-12-22
これまで東京地裁、広島地裁、福岡地裁、京都地裁などで敗訴しましたが、昨年6月、福岡高裁で初めて老齢加算の減額、廃止は基本的人権を侵害しているという判決が下されました。 老齢加算は、青森市の基準2級地の1で言えば月額1万6000円で、2004年3月まで支給されていました。
これまで東京地裁、広島地裁、福岡地裁、京都地裁などで敗訴しましたが、昨年6月、福岡高裁で初めて老齢加算の減額、廃止は基本的人権を侵害しているという判決が下されました。 老齢加算は、青森市の基準2級地の1で言えば月額1万6000円で、2004年3月まで支給されていました。
これまで東京地裁、広島地裁、福岡地裁、京都地裁などで敗訴しましたが、ことし6月、福岡高裁で初めて老齢加算の減額、廃止は基本的人権を侵害しているという判決が下されました。 老齢加算は、青森市の基準で言えば月額1万6000円で、04年3月まで支給されていました。その根拠は、高齢者特有にかかる必要性からであります。
京都で起きた介護殺人で、京都地裁の裁判官も、裁かれるべきは介護や福祉の制度と指摘したほどです。 介護現場の劣悪な労働条件の改善も急がれます。たび重なる介護報酬の引き下げが原因です。世論の高まりの中で、政府は4月から介護報酬を3%引き上げるようですが、介護関係者からは、2度にわたって4.7%も介護報酬が引き下げられており、3%ぐらいの引き上げでは焼け石に水だと評価されています。
秋田で母親が、今後の自分の将来に子どもが邪魔だという極めて身勝手な動機から、みずからの幼い長女とその友人を連続して殺害したニュースの記事が連日報道されていた7月下旬のある新聞の同じ一面に「認知症の母殺害、執行猶予――京都地裁判決、介護に苦しみ絶望、行政対応も批判」という見出しの記事が掲載されておりました。同事件についてはテレビでも繰り返し報道されており、御承知の方も多いものと思います。